ペンタックスK（初代）1958

後年のSPなどの母体となった一眼レフ。スローシャッターが別についています。

本機はブラックペイントで、Kのブラックボディは生産されたという記録が見当たらず、これ以外のブラックペイントボディをこれまで見たことがないのですが、ペイントハゲから覗く真鍮地や酷使された使用感から、プロ用などに極少数用意されたオリジナルペイントではないかと察しています。

これがニコンやライカであれば超希少価値のある高額なカメラかと思いますが、ペンタックスでは後のSPなどではブラックペイントが発売されており、見た目が似ていることと、大衆向けのブランドイメージから、あまり価値の評価はされないものと思われます。