ニコンSP 1957

ニコンのレンジファインダー最終機。このカメラをベースに一眼レフFを開発し、世界中にニコンの名声を獲得しました。
50〜135ミリのフレームが切り替えできる二重像合致式の等倍ファインダーに加えて、28、35ミリの目測式ファインダーを搭載し、夫婦ファインダーと呼ばれました。
本機は生産数が少なく珍品とされるオリジナルのブラックボディで、ペイントハゲからところどころに出ている真鍮の地金に貫禄を感じます。
この後、ズームファインダーを搭載したSP2が開発されていましたが、一眼レフの時代の突入によって、SP2は発売されず。
このニコンSPをもってニコンのレンジファインダー機Sシリーズは幕を閉じました。

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