スパーブ 1933

フィルムのレバー横送り、近接でテイクレンズが下に傾くパララックス補正など徹底して他社のマネをせずに造られたドイツフォクトレンダー製の独創の2眼レフ。

特徴は数々ありますが、個人的に一番と思える特徴として、シャッタースピードの刻印がミラーイメージの逆像での刻印になっており、上部からプリズムで反射させて正像で読めるようになっています。他のカメラでは見たことがなく、このカメラの小さいギミックですがクラシックカメラ好きを歓喜させるポイントかと思います。

ビトーBの逆向きのフィルムカウンターなどにも通ずるのですが、フォクトレンダー社は「撮影ポジションから正しく数値が読める」ということに異常な執着を持っているように感じます。


裏技として、コダックの35ミリのフィルムケースのキャップが、レンズキャップとして使用できます。

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