スイスでアルパを設計していたジャック・ボゴポルスキーがアメリカで作ったカメラ。
レンジファインダーを搭載しながらウエストレベルファインダーの付いた二眼レフという変わり種です。
ジャック・ボゴポルスキーはアルパでもレンジファインダーとウエストレベルの両方を採用していたので、設計者の思想が伺えます。
とは言え、アメリカの大衆機として売れたボルシーは、機構はアイデアに満ちていますが造りは簡素で、ファインダーの遮光に厚紙が使われているほどです。
巻き上げも独特で、少しノブを持ち上げて巻き上げる必要があるため、何も知らずに触ると、故障していると錯覚します。
おそらく、当時もその点に注意が必要となったのかと思います。その旨がノブに英語で記載されています。
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