アドックス300 1958

ドイツ製の35ミリカメラでは初のマガジン着脱式35ミリカメラ。マガジン交換式のコンタレックスはこの後に着脱式で発売されました。

マガジンの外装のようなボディで、マガジン自体をすっぽりと覆う形です。外装シェルにレンズが付いているようなモナカのようなカメラです。

モナカでいうと餡に相当するマガジン部分はライツ製で「ERNST LEITZ WETZLAR GERMANY D.B.P.」と記載されており、とても頑丈で精密に出来ており、ライカの技術力をここでも感じられます。

フロントレバーの押し下げで巻き上げとチャージを行う、ツァイスのテナックスやコニカIIIと同様の操作感ですが、惜しいのは距離計を搭載していないので、ファインダーが目測であることでしょうか?

他社の皮を被ったライカとして、面白いカメラだと思います。

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